信州一人旅①
御殿場くんが四国旅の記事を投稿したので、ぼくも「夏の一人旅 in 長野」の記事を書きたいと思います。
まず一人旅をした理由から。
この夏は人生でまだ経験したことのない事をやろう!ということで「一人で新幹線に乗る」「完全な一人旅する」という目標を立てました。
長野にしたのは、住んでるところからのアクセスが良いのと、観光スポットが多く気軽に町歩きが楽しめそうだと思ったから、そしてなにより上高地に行ってみたかったという理由からです。
上高地ハイキングを旅の一番の目的とし、あとは思いつくままに旅をしました。
旅の1日目。
千葉駅から朝の6時台に1日一本だけ出ている松本直通の特急列車に乗り込み3時間かけて松本駅到着。
関東のあまりの暑さから逃げ出してきたというのに松本も大して変わらず。
松本からはアルピコ交通上高地線の2両の電車に30分ほどゆられ、終点の新島々駅(しんしましまえき)まで。途中車内アナウンスが流れるたびに若い男の子がクスクス笑っていました。
そこからバスで1時間で上高地に到着。
上高地は自然保護の観点から一般車両の立ち入りが規制されており、上高地に行くにはバスかタクシーで行く必要があります。
上高地観光の拠点である「上高地バスターミナル」の少し前にある「大正池」というバス停で降りてハイキングスタート。
憧れの上高地に降り立ち、山の澄んだ空気を吸い込み、余計なことは考えずにただひたすらに歩きました。
途中には普段見ることのない高原植物や信じられないくらい透き通った清らかな川が心を癒してくれます。
長ズボンにシャツをインした出で立ちは新宿では浮いてしまうけど、ここなら当たり前。すれ違う人は気持ちよく挨拶してくれ、こちらも徐々に心を開いていき、自分から挨拶ができるように。一人ではありましたが、寂しさを感じることはなく、むしろ人の心にふれ、温かい気持ちになっていきました。
とは言え、人が多い中心地を離れると人の数はグッと減り、しばらく人の姿が見えないことも。
今、目の前に熊が現れたら食べられてしまうな、なんてことを考えたり。
結局6時間ほど歩き、宿に到着。
宿は安かった相部屋を予約してありました。
「ベッドは特に誰がどこを使うか決まっていませんので、相談して決めてください」とフロントで言われた時には少し驚きましたが、利用者が少なかったため空いてるベッドを使うことに。
相部屋だと利用客同士のコミュニケーションとかあるのかな?と思っていたのですが、ベッドにはカーテンも付いてるし、必要以上に干渉しない感じでした。
そして、次の日。
早めの朝食を済ませ、朝日を浴びる山々を見たとき、来てよかったと心から思いました。
大雨の後でも濁らない山の湧き水が流れる川。
またいつか来たいな。
ちょっと長くなりすぎちゃったな 笑
続きは書くか迷い中。。
藤田嗣治展
上野の東京都美術館で開催されている「藤田嗣治展」に行ってきました。
絵画鑑賞は元々好きでちょくちょく美術館に足を運んでいます。
好きな画家はルノアールやモネ、ルーベンスなど、西洋絵画の王道で、行く美術展も自ずとそれらが展示されている催しが多い傾向にありました。
今回の藤田展は正直興味があって行ったわけではなく、他にそそるものがなかったという、極めて消極的理由からです。そもそも藤田嗣治という存在自体知りませんでしたし。
で、行ってみて、結論から言うと、とても良かったです!
こんな偉大な日本人がいたことに驚きを隠せませんでした。
人物を簡単に説明すると、藤田嗣治(1886-1968)は日本で生まれ、日本の美術学校を卒業したのち、パリに渡り、その時代の美術界の第一線で活躍した人です。
どういうところが凄いと思ったのかというと、まずその多彩さです。
藤田はパリに渡り、キュビズムやシュルレアリスムなどの様々な画法や芸術概念に触れ、自らの作品に積極的に取り入れていったため、一人の画家の展覧会なのに同じ人が描いたとは思えないほど変化に富んでいます。
次に完成度です。確かな描写力があったため、忠実な写実も概念的な抽象画もお手の物。これは一流の芸術家の共通点なのかもしれません。葛飾北斎もピカソもそうだったと聞いています。
そして最後にオリジナリティ。様々な画法や芸術概念を自らの作品に取り込むも、やっぱり藤田の芸術性が作品の中に生きていることを感じるんですよね。それはなかなか文章で伝えのは難しいんですけど、ひとつ言えるのは、日本人の感性が入ってるということだと思います。だからむしろ、ルノアールやモネ以上に作品に共感できました。ルノアールやモネの血の中には無い感性、まさに日本人の血を持つ藤田の感性だと思っています。
まとめると、日本とフランスのひとつの完成された融合の形が面白かったのかもしれません。
でも絵画って実に面白い表現媒体だと思っていて、現実をありのままに投影するのは写真には及ばないけど、作品を前にした時のリアリティがなぜか写真以上に伝わってくると感じます。様々な絵画の技法を駆使して、人を絵の中の世界に引き込むことができる。それが絵画の面白さです。
やっぱり自分は絵でも音楽でも文章でも、表現されたものに触れることが好きだなぁと感じた休日でした。
アート最高!
アプリあるある
どうも、アプリでS専Dのおじさまによくイイネをいただく、うらいです。
今日は最近始めたアプリについて。
アプリを始めて感じたことがあるので、あるある形式で記したいと思います。
1つ目、イケメンが多すぎる。
歯並びがよくて、顔立ちが整っていて、スタイルもよくて、適度に筋肉もついていて、そんないわゆるイケメンがごろごろしていてなんか申し訳なくなりました。
2つ目、最初イイネやメッセくるがしばらくすると閑古鳥。
最初、思っていたより反応があって「おぉ!」って思うんですけど、しばらくするとパッタリと通知がこなくなる。。(それは単に自分に魅力がないだけなのですが)
3つ目、筋肉質な人は筋肉質な人求めがち。
ブリーディングっていう機能で、どういう人をお気に入りに入れてるいるかが分かるんですけど、筋肉質な人は大抵筋肉質な人をお気に入りに入れてる。面白いことに、太めの人は痩せている人を求める傾向があるのかと思いました。人は自分と違った性質をもった人を好きになるのか、同質な人を好きになるのか、興味深いところです。ぼくは憧れる人(同質)と、好きになる人(異質)は違うかな。
4つ目、可愛い顔してタチな人多い。
「タチ」って自分の中で「男らしい」ってイメージがあったんですけど、実際、可愛らしい雰囲気を醸し出してる人がタチっていうことも結構あることにびっくり。
5つ目、ヒエラルキーあるよね。
アプリをやって強く実感していることですけど、やっぱり筋肉ってチート。スリム、中性的はニッチ。ある一定の層にしか興味を持ってもらえないし、いわゆる「普通のゲイ」からはあまりよく受け止めてもらえないのが少し残念。でもぼく思うに中性的≠おかまじゃないんですよね。女らしくなりたいとも男らしくなりたいとも思わない。赤と青のちょうど中間の緑のような存在。別に緑は緑でいいでしょ?「青になれ」とか「赤になれ」とか言われる筋合いはないし、自分らしくいたいだけだからって感じで。でもゲイ界の中じゃ圧倒的な非モテで、、く、悔じいぃ、、
これくらいです。
最後ちょっと愚痴です 笑
そんな事を言いつつ、ヨガマットとプッシュアップバーをちゃっかり購入したので、魅力を身に付けるべく精進していきたいと思います。
近況的な
暑さもひと段落し、過ごしやすい日が続いていますね。
このまま秋に突入、、なんてことはないとは思いますが、これだけ涼しいとなんだか夏ということを忘れてしまいそうです。
アプリの方は、数人と連絡を取り合い、会ってもいいよ、と言ってくれた人がいたのですが、仕事の都合で海外に一ヶ月行くらしく、帰ってからね!と、、夏のうちに会うということを目標にしていたのですが、難かしそうです。あ、でも9月もまだ夏か。
あとこの夏は結構時間が取れたので、一人旅にも行ってきました。気が向いたらそのうち記事にしようと思います。個人的には楽しかったけど、ただの旅行なので。
肌にあたる乾いた風と遠くから聞こえるお囃子。
なんだか少しセンチメンタルな気分。
こんな言葉にイラッとしました。
今回は、ぼくの数少ない恋愛経験において、恋人に言われてイラッとした言葉を紹介しようと思います。
今となっては笑い話なのでネタとして書きます。
・「とりあえずあと三年は付き合おう」
心の声→なに期限決めてるの?じゃあ三年経ったら別れるわけ?(イラッ)
・(行為後)「あ〜、おれ女の子ともやれそうな気がしてきたわ」
心の声→はぁ〜?自分は踏み台かよ。女性と付き合ってどうせ捨てるんだろ(イラッ)
・「おまえが女の子だったら結婚してたのに」
心の声→物理的に無理なこと言われても困る。というかなんか上から(イラッ)
・「もっとワックスとか使った方がいいよ」
心の中→あ゛ぁぁん?!あんたに言われたくないわー!このチンチクリン(イラッ)
なんかもっとあった気がしたけど、忘れてますね 笑
まあ、今となってはこんなことも含めて懐かしい思い出です。
あともちろん、相手に対してもきっとイラッとさせてしまうこともあったと思うのでお互い様です。
こんなことを含め、付き合うっていいなぁ〜と思う今日この頃。
そういえば、最近アプリ始めてみました。
実をいうとアプリ使うの初めてなんです。
この夏、誰か一人でも出会うことが目標なので、頑張ります!
考えを深めよう
最近LGBT関連で話題のトピックと言えばやはり杉田議員の件でしょう。詳細は説明する必要もないと思いますので省きますが、この件でさまざまな人がLGBTの人権について真剣に考え、さまざまな意見が公に出たことは、LBGTの推進にとって、よかったと思っています。ぼくも毎日更新されるネットでの関連ニュースをチェックしてさまざまな価値観にふれました。
今回のような問題が起こった背景にはやはりLGBTや多様性に関する社会の知識不足があり、まだまだこの社会は発展途上なんだなということを強く感じさせられました。
ぼく自身もこの問題をきっかけに、もう少し同性愛について考えを深めてみようと思い、まとめてみました。以下に記します。
〇なぜ同性愛者が生まれるのか
・男性同性愛者は母方の家系が多産にある傾向にある。
⇒母親のエストロゲン(女性ホルモン)が強い傾向にあると考えられる。
⇒その影響を受けている可能性がある。
〇同性愛者の特徴
・右脳と左脳とのネットワークが強く、革新的なアイディアを生んだりアート
の分野で活躍する人が多い。
⇒イギリスを救ったアラン・チューリングやアップルのCEO(最高経営責任者)
ティム・クックも同性愛者である。その他挙げればきりがない。
⇒未来を切り開いていく逸材がいる可能性がある!生産性どころではない、
もしかすると世界を救う技術を発明するのは同性愛者かもしれない!
〇性的マイノリティを取り巻く現状と課題
・同性愛に関する正しい情報が少ない
⇒笑いの対象とされてしまう(おかま、気持ち悪いなど)
⇒自分に自信が持てない(自分は間違ったことをしているのかも)
⇒カミングアウトできない(自分を理解してもらえない、自分を偽る)
⇒出会い、居場所がない(悩みを誰にも相談できない、孤独)
⇒将来のビジョンが持てない(不安を抱える)
⇒自分の気持に嘘をついて生きる
⇒自殺に至ることもある
〇理想の社会とは
・自分の気持に嘘を付かなくてもいい社会
⇒安心して自分の性について話せる
⇒みなが性の多様性や人権ついて正しい知識を持っている
・未来が思い描ける社会
⇒政治家、有名人、スポーツ選手がカミングアウト
⇒身近な人にLGBTがいる
以上、箇条書きで思いつくままに書き出してみましたが、
まとめとして、
①同性愛者が生まれるのには生物学的に理由があり、
②同性愛者の脳の特性は社会に大きな利益をもたらしており(パソコンやアイフォンを使っている人で同性愛をおかしいと言う人がいたら、それを作った人が同性愛者である事実を知ってほしい)
③現在もセクシャルマイノリティの人たちを取り巻く課題はたくさんあり、
④実現させたい未来があること。
最後に一言
社会が本当の意味で寛容になることで、解決される問題もあるのでは?
救われる命もあるのでは?
多様性を認めることで失われる命、傷つく誰かがいるのだろうか。
ゲイ東大生のブログ「ライ麦畑のがけ近く」
みなさんは知っていますか。
ゲイ東大生のブログ「ライ麦畑のがけ近く」を。
ぼくも今日、ネットサーフィンをしていて偶然見つけました。
自己紹介記事が今年の6月1日付けになっているから、出来てから2ヶ月くらいのブログだと思われます。
ブログ紹介にはブログへの想いがいくつか挙げられており、その中に、ゲイで悩む中高生に向けて情報発信をしたいという旨が書かれていました。
セクシュアル・マイノリティの認知度向上や、ツイッターなどのSNS普及にともなって、ゲイの中学生・高校生がそれほど悩まないでいられる環境が整いつつある。
でも、そういう環境に恵まれない中高生がいることも考えられるわけで、ぼくはそのような中高生に向けて有益な情報を載せていきたい。
まだできて間もないブログですが、ゲイ関連の記事は15本ほど上がっていました。
まだすべてに目を通すことはできていませんが、そんな中で、
「ゲイ 治す 方法」で検索する君へ。
という記事にとても共感を覚えました。
冒頭
「もしかしたら、AVとか見たら女性のことが好きになるんじゃないか。」
そんな淡い気期待を抱いてみても、自分に対する嫌悪感がさらに深まっただけでした。
ネットで、「ゲイ 治る」と調べてみても、期待とは反対の答えが返ってきて絶望しました。
「なんで、こんなに苦しまないといけないのだろう。」ずっと苦しんでいまいた。
(原文ママ) よりそう。
この時代この国に生まれたゲイの子は、みんなこの「絶望」を知っている。
そして、
これから育っていく子たちもそうなのかもしれない…………。
きっと良くなっていくだろうけれど、まだまだ、だと思う。
…………。
ぼくもこの絶望を知っています。
そしてこの後、ブログへの想いで綴られていたように、中高生に向けて実体験をもとにした、熱のあるアドバイスをされていて、それが心に響きました。
振り返ってみると、ぼくは誰かにカミングアウトしたことは一回もなくて、ただひたすらネットで情報を集めていましたね。でもアダルトサイトは山のようにあるのに、一般人としてのゲイの生体を知る情報というものが皆無で、この世の中にゲイの人は本当にいるのかと思う日々でした。
初めてネットを通してゲイと出会ったのが16歳のときで、メールでのやり取りをしばらくしてから会いましたが、いま自分の目の前に「ゲイ」と呼ばれる人がいることが驚きで、とても新鮮だったことを覚えています。
大学では同じセクシャリティの同年代の人と関わる機会がなかったので(実は周りにいたかもしれませんが)大学のLGBTサークルなどに参加された方をうらやましく思います。
さて、ぼくが中高生だったころから10数年経ち、ネット環境も進化しましたが「ゲイ」と検索してもやっぱり情報、少なすぎませんか?
こんな状況を鑑みると、やっぱりまだこの世はLGBTが生きづらさをかかえていることは確かで、もっと寛容な世の中になる必要があるのだと思います。それは当事者も当事者じゃない人も同じ。
学校教育にLGBTを取り上げるかどうかということも、議論されていますが、ぼくはこのような理由から取り上げる必要があると思っています。
一方、セクマイ側の課題としては、例えばネットで「ゲイ」と画像検索したら卑猥な画像が次々と現れます。このような状況で、例えば子を持つ母親に「お子さんがどんな性でも不安を持たないで」と自信をもって伝えられません。少なくともぼくは。このような問題は個人の努力というよりは、社会がもっと醸成されていくことが必要だと思っています。
そういう想いで、「ライ麦畑のがけ近く」のようなサイトをシェアしたいと思いました。