小さな足跡

コメントしてくれたらうれしいです。

前進

「夏のうちに一人でも同じセクシャリティの人と会う」

という目標は、結局失敗に終わりましたが、夏のうちに蒔いておいた種が今ごろ芽を出し、前回のブログ更新から、約一か月のうちに3回もリアルをしました。

そして、人生初、新宿2丁目のゲイバーにも行きました。

今回はそんなことの感想を書きたいと思います。

 

【久しぶりのリアル】

アプリでしばらくメッセージのやり取りが続いた人とご飯に行くことに。初めて会う時お決まりの「ジャケットにデニムです」などのやり取りを終えた後に、相手を待ってる時間ってなんだかそわそわしちゃいますよね 笑

改札をちらちら確認していると、こっちに向かってくる男性、もしかして、と思ったら通り過ぎ、違ったかな?と思った瞬間、戻ってきて、「もしかしてうらいさんですか?」と声を掛けられる。あの瞬間。あ、これこれ。

ランチをしようと約束をしていたので、お目当てのお店に行き、ヘルシーカレーを食べながら雑談をしました。仕事熱心な方だったので、仕事の話が中心でした。

ただあまり長く居座るわけにもいかず、その後の場所探しに少し苦労しました。センシティブな会話を気兼ねなくできる空間ってなかなかないですね。

 

【二回目のリアル】

二回目の方もきっかけはアプリ。有料の真面目系のアプリでの出会いだったのですが、相手の方はネットを通して当事者に合うのは初とのこと。

そんなお初がぼくでいいのか、、、なんて心配はしていませんでしたが、歩きながら男性が好きになった経緯や、悩み事、ゲイにまつわるあれこれの話をしました。

自分も『ゲイ』というよりは『Xジェンダー』なのかな?と思う今日この頃だったので、性の多様性を実感したリアルでした。

 

【ブロガーとのオフ会】

三回目のリアルはブロガーの御殿場くん。ブロガーとリアルするのは初です。

gotenba.hateblo.jp

御殿場くんのブログは大好きなブログの中の一つで、憧れていた人と会うのは少し緊張したけど、新宿での待ち合わせに颯爽と現れ、挨拶で握手をしちゃうあたりさすが御殿場くんでした!そして会って早々、マシンガントーク炸裂 笑

思い出横丁で一杯ひっかけ、新宿2丁目へ!

御殿場くんのゲイの上司が教えてくれた『Jeff』というバーに行きました。

途中寄った新宿公園では、何組もの2人組の男性がいて、ここが2丁目であることを実感しました。

ちなみに御殿場くんも2丁目は初めてだったらしく、「怖いよ~」と怯えていました 笑

『Jeff』はバーのママさんがとても優しく、気の利く方で、とても居心地の良い空間でした。勝手なイメージでは辛口なママがいて、乱痴気騒ぎが行われていると思ったので、陰キャなぼくでも楽しむことができました 笑

初の2丁目ゲイバー、いい人生経験になりました。

御殿場くんは、とても気遣いをしてくれて、話が上手でした!

今度はぼくが九州いくけん、待っとってな~!笑

 

小さな足跡残せたかな。

わからない

「筋トレしすぎてムキムキになったらどうしよう」という心配は杞憂に終わり、3キロのダンベルは漫然と床に転がったまま、部屋のインテリアの一部と化してしまいました。

まあ、まだ完全に諦めたわけじゃないんでね。気分が乗ったら、、なんて。

9月はバタバタしていて、ブログに書くネタも思い浮かびませんでした。人間ってやっぱり考えられることって限られているんだな〜と実感します。ただでさえキャパが狭いので。

あ、でもアプリは続けていて、メッセージでやりとりをしたりもしていました。

そんな中で思ったんですが、異性愛者から見て、セクマイって理解するのなかなか難しいよね〜ってのは一般的な話ですが、セクマイもセクマイを理解していないよな〜と。

ぼくは一応、恋愛対象が男性ってことで「ゲイ」なのですが、ゲイにも色々あって、タチでも男らしい人が好きな人、可愛らしい人が好きな人、色々います。ぼくは一応ウケなのですが、タチの人で「男らしい人が好きです」などの文言を見ると、自分のことは恋愛対象ではないのだなと思います。(自分はちょっぴり中性的だと自覚しているから、というか、自分に男性的な魅力を求められても困るから)

これって、異性愛の世界で考えてみるとどうなるんだろう、、

男の人も女の人だったら全て恋愛対象ってわけじゃなくて、例えば、「髪の短いスポーティーな女性がタイプです。」とか、「黒髪ストレートの清楚系が好みです。」とか、いわゆるタイプの話になるのかな?

でも、スポーティーな女性が好きな人でも、清楚系に魅力を感じちゃうこともあるはず?わからないけど。

でも、「男らしい人が好き」なタチはきっと、中性的な男性は好きにはならないはず?わからないけど。

この違いは何だろう。

自分の中では、男らしい人が男らしい人を好きになることが不思議と感じる。それはたぶん異性愛者が同性愛者を不思議と感じるように。

ぼくにはわからない感覚。わからないはわからないままでいいと思うけど。

だって世の中はわからないことだらけだから。

圧倒的に不足していたもの

どうも、うらいです。

スリムは何の武器にもならないことに気づいたぼくは「魅力」とやらを身に付けるべく、数日前から筋トレを始めました。(ほんとうは御殿場くんにそそのかされました)

前回、何気なく載せてみた写真を見ても分かる通り、二の腕がゴボウのようなのです。昔からそうで、高校生のときに友人にからかわれた事で、少しコンプレックスだったりもします。

当時、腕立て伏せをしてもあまり効果が現れなかったため「もともと食べても太らない体質なんだ!肉がなければ筋肉も付かん!」という自論を展開し、それ以来この問題から目を逸らしてきました。

今回やっと重い腰を上げたというわけです。

あの頃に比べ少し知恵も付き、闇雲に腕立て伏せをしただけでは筋肉が付かないことが分かっていたので、まずは下調べから行いました。

それによると、二の腕は主に3つの筋肉から構成されているそうです。

上腕二頭筋(長頭、短頭)

上腕三頭筋(長頭、外側頭、内側頭)

③上腕筋

力こぶの部分が二頭筋、その裏側にあたるのが三頭筋、上腕筋は内部の筋肉だそう。

当然のことながらトレーニング方法によって鍛えられる部分が異なります。そして、これらを満遍なく鍛えることによって二の腕を効果的に太くすることができるそう。

戦略が分かったところで、3kgのダンベルを購入し、早速見様見真似で試していきました。

順調に二頭筋までのトレーニングが終わり、次に三頭筋を鍛えるべく床に膝をついた状態でダンベルを持ち、そのまま肘を伸ばそうとしたとき。

「あれ?どうやって力入れるの?」

あろうことか全く力が入りませんでした。

その時、

ぼくに圧倒的に不足していたものの正体が分かりました。

そう、上腕三頭筋

確かにぼくの二の腕は細い上に、下側がプルプルしていて、触ると気持ちいな〜、なんて思っていましたが、まさかこれだったとは。。

少しずつ力の入れ方が分かり、ぷるぷると震え攣りそうになるのを堪えながら、なんとかトレーニングをこなしました。

そして今日、見事にぼくの三頭筋は筋肉痛という産声を上げたのです。

いやー。危うく退化するとこでした。ふぅー。

まだまだ始めたばかりなのでこれからどうなるか分かりませんが、ハマりすぎてムキムキのマッチョにならない程度に、健康的な身体目指して頑張っていけたらと思います。

二の腕以外にも、胸筋を少し付けたいなと思っています。

がんばるぞ!笑

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二の腕の鍛え方についてはこちらを参考にさせていただいています↓

https://toremo.jp/archives/3394

信州一人旅①

御殿場くんが四国旅の記事を投稿したので、ぼくも「夏の一人旅 in 長野」の記事を書きたいと思います。

まず一人旅をした理由から。

この夏は人生でまだ経験したことのない事をやろう!ということで「一人で新幹線に乗る」「完全な一人旅する」という目標を立てました。

長野にしたのは、住んでるところからのアクセスが良いのと、観光スポットが多く気軽に町歩きが楽しめそうだと思ったから、そしてなにより上高地に行ってみたかったという理由からです。

上高地ハイキングを旅の一番の目的とし、あとは思いつくままに旅をしました。

旅の1日目。

千葉駅から朝の6時台に1日一本だけ出ている松本直通の特急列車に乗り込み3時間かけて松本駅到着。

関東のあまりの暑さから逃げ出してきたというのに松本も大して変わらず。

松本からはアルピコ交通上高地線の2両の電車に30分ほどゆられ、終点の新島々駅(しんしましまえき)まで。途中車内アナウンスが流れるたびに若い男の子がクスクス笑っていました。

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そこからバスで1時間で上高地に到着。

上高地は自然保護の観点から一般車両の立ち入りが規制されており、上高地に行くにはバスかタクシーで行く必要があります。

上高地観光の拠点である「上高地バスターミナル」の少し前にある「大正池」というバス停で降りてハイキングスタート。

憧れの上高地に降り立ち、山の澄んだ空気を吸い込み、余計なことは考えずにただひたすらに歩きました。

途中には普段見ることのない高原植物や信じられないくらい透き通った清らかな川が心を癒してくれます。

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長ズボンにシャツをインした出で立ちは新宿では浮いてしまうけど、ここなら当たり前。すれ違う人は気持ちよく挨拶してくれ、こちらも徐々に心を開いていき、自分から挨拶ができるように。一人ではありましたが、寂しさを感じることはなく、むしろ人の心にふれ、温かい気持ちになっていきました。

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とは言え、人が多い中心地を離れると人の数はグッと減り、しばらく人の姿が見えないことも。

今、目の前に熊が現れたら食べられてしまうな、なんてことを考えたり。

結局6時間ほど歩き、宿に到着。

宿は安かった相部屋を予約してありました。

「ベッドは特に誰がどこを使うか決まっていませんので、相談して決めてください」とフロントで言われた時には少し驚きましたが、利用者が少なかったため空いてるベッドを使うことに。

相部屋だと利用客同士のコミュニケーションとかあるのかな?と思っていたのですが、ベッドにはカーテンも付いてるし、必要以上に干渉しない感じでした。

そして、次の日。

早めの朝食を済ませ、朝日を浴びる山々を見たとき、来てよかったと心から思いました。

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大雨の後でも濁らない山の湧き水が流れる川。

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またいつか来たいな。

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ちょっと長くなりすぎちゃったな 笑

続きは書くか迷い中。。

藤田嗣治展

上野の東京都美術館で開催されている「藤田嗣治展」に行ってきました。

絵画鑑賞は元々好きでちょくちょく美術館に足を運んでいます。

好きな画家はルノアールやモネ、ルーベンスなど、西洋絵画の王道で、行く美術展も自ずとそれらが展示されている催しが多い傾向にありました。

今回の藤田展は正直興味があって行ったわけではなく、他にそそるものがなかったという、極めて消極的理由からです。そもそも藤田嗣治という存在自体知りませんでしたし。

で、行ってみて、結論から言うと、とても良かったです!

こんな偉大な日本人がいたことに驚きを隠せませんでした。

人物を簡単に説明すると、藤田嗣治(1886-1968)は日本で生まれ、日本の美術学校を卒業したのち、パリに渡り、その時代の美術界の第一線で活躍した人です。

どういうところが凄いと思ったのかというと、まずその多彩さです。

藤田はパリに渡り、キュビズムシュルレアリスムなどの様々な画法や芸術概念に触れ、自らの作品に積極的に取り入れていったため、一人の画家の展覧会なのに同じ人が描いたとは思えないほど変化に富んでいます。

次に完成度です。確かな描写力があったため、忠実な写実も概念的な抽象画もお手の物。これは一流の芸術家の共通点なのかもしれません。葛飾北斎ピカソもそうだったと聞いています。

そして最後にオリジナリティ。様々な画法や芸術概念を自らの作品に取り込むも、やっぱり藤田の芸術性が作品の中に生きていることを感じるんですよね。それはなかなか文章で伝えのは難しいんですけど、ひとつ言えるのは、日本人の感性が入ってるということだと思います。だからむしろ、ルノアールやモネ以上に作品に共感できました。ルノアールやモネの血の中には無い感性、まさに日本人の血を持つ藤田の感性だと思っています。

まとめると、日本とフランスのひとつの完成された融合の形が面白かったのかもしれません。

でも絵画って実に面白い表現媒体だと思っていて、現実をありのままに投影するのは写真には及ばないけど、作品を前にした時のリアリティがなぜか写真以上に伝わってくると感じます。様々な絵画の技法を駆使して、人を絵の中の世界に引き込むことができる。それが絵画の面白さです。

やっぱり自分は絵でも音楽でも文章でも、表現されたものに触れることが好きだなぁと感じた休日でした。

アート最高!

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アプリあるある

どうも、アプリでS専Dのおじさまによくイイネをいただく、うらいです。

今日は最近始めたアプリについて。

アプリを始めて感じたことがあるので、あるある形式で記したいと思います。

1つ目、イケメンが多すぎる。

歯並びがよくて、顔立ちが整っていて、スタイルもよくて、適度に筋肉もついていて、そんないわゆるイケメンがごろごろしていてなんか申し訳なくなりました。

2つ目、最初イイネやメッセくるがしばらくすると閑古鳥。

最初、思っていたより反応があって「おぉ!」って思うんですけど、しばらくするとパッタリと通知がこなくなる。。(それは単に自分に魅力がないだけなのですが)

3つ目、筋肉質な人は筋肉質な人求めがち。

ブリーディングっていう機能で、どういう人をお気に入りに入れてるいるかが分かるんですけど、筋肉質な人は大抵筋肉質な人をお気に入りに入れてる。面白いことに、太めの人は痩せている人を求める傾向があるのかと思いました。人は自分と違った性質をもった人を好きになるのか、同質な人を好きになるのか、興味深いところです。ぼくは憧れる人(同質)と、好きになる人(異質)は違うかな。

4つ目、可愛い顔してタチな人多い。

「タチ」って自分の中で「男らしい」ってイメージがあったんですけど、実際、可愛らしい雰囲気を醸し出してる人がタチっていうことも結構あることにびっくり。

5つ目、ヒエラルキーあるよね。

アプリをやって強く実感していることですけど、やっぱり筋肉ってチート。スリム、中性的はニッチ。ある一定の層にしか興味を持ってもらえないし、いわゆる「普通のゲイ」からはあまりよく受け止めてもらえないのが少し残念。でもぼく思うに中性的≠おかまじゃないんですよね。女らしくなりたいとも男らしくなりたいとも思わない。赤と青のちょうど中間の緑のような存在。別に緑は緑でいいでしょ?「青になれ」とか「赤になれ」とか言われる筋合いはないし、自分らしくいたいだけだからって感じで。でもゲイ界の中じゃ圧倒的な非モテで、、く、悔じいぃ、、

これくらいです。

最後ちょっと愚痴です 笑

そんな事を言いつつ、ヨガマットとプッシュアップバーをちゃっかり購入したので、魅力を身に付けるべく精進していきたいと思います。

近況的な

暑さもひと段落し、過ごしやすい日が続いていますね。

このまま秋に突入、、なんてことはないとは思いますが、これだけ涼しいとなんだか夏ということを忘れてしまいそうです。

アプリの方は、数人と連絡を取り合い、会ってもいいよ、と言ってくれた人がいたのですが、仕事の都合で海外に一ヶ月行くらしく、帰ってからね!と、、夏のうちに会うということを目標にしていたのですが、難かしそうです。あ、でも9月もまだ夏か。

あとこの夏は結構時間が取れたので、一人旅にも行ってきました。気が向いたらそのうち記事にしようと思います。個人的には楽しかったけど、ただの旅行なので。

肌にあたる乾いた風と遠くから聞こえるお囃子。

なんだか少しセンチメンタルな気分。