小さな足跡

コメントしてくれたらうれしいです。

付き合うとは

先日会社の飲み会がありました。

その席で、隣に座った男性の距離がすこし近いなぁ、と思うことが度々ありました。

その男性は既婚者で最近お子さんも産まれたばかり、もちろん僕と同じセクシャリティではありません。気配りができてとても優しく、顔も好みだったのですが、その時僕は心の中で何を思ったのかというと「ん~好きではないな・・」でした。

もちろん、人としては尊敬もするし、好きなんですけど、付き合いたいとは思わなかった。つまるところ、ドキドキはしなかったんです。

その飲み会では、その時以外にも、酔っぱらった勢いもあってか、何となくみんないつもより距離が近いなぁ、と感じる場面が多かったのですが、どの場面でもドキドキしなかった。

帰ってから、あまりにドキドキしなかったので、好きになるという感情を忘れてしまったのか?と心配になりました。

この前の記事で書いた通り、僕はもうかれこれ10年間恋人がいません。最後に付き合ったのが大学一年生でした。

ついに同性にもドキドキしなくなったか・・なんて思っていた矢先、前からすこし気になって遠目でウォッチングしていたお店の店員さんにレジをしてもらうことがあって、すごくドキドキしました。笑

お店の店員さんは決してイケメンではないんですけどね。なんでだろう。

よく言われてるゲイに対する偏見で、「男であれば誰でもいい。」というのがありますが、あれは嘘だなぁと、実感しました。←いまさら 笑

僕は男女問わずイケメンを見るのが好きです。顔が整った人、スタイルがいい人を見ると、キュンキュンします。ただ、やっぱり、付き合うとなると別のような気がします。

付き合ううえで一番大切にすることは何かと言うと、相手にとって自分が必要かどうか、また、自分にとって相手が必要かどうか、ということです。

相手があまりに完璧すぎると、目の保養にはいいかもしれないけれど、相手にとって自分は必要ありません。

最近、僕が会社の同僚に言われてうれしかった言葉があります。それは「あなたの笑顔に癒されます」と言われたことです。

その人が頑張っていることは知っていて、だけど、直接的にかかわることはあまりなかったのですが、廊下のすれ違いざまに声をかけてくれました。

自分の存在が少しでも誰かの役に立っていると感じられた時、それが僕が生きていてうれしいと感じる瞬間ですし、そのようにお互いを必要と思える関係が恋愛においては大切だなぁと感じます。

お店の店員さんに関しては完全に勝手な妄想ですが、恋愛においては完璧さよりも、お互いの欠けているところを補える相性、関係性が重要なんだなぁとしみじみと感じる今日この頃でした。